低用量ピルを服用する学生の方が増えてきています。しかし中学生や高校生などはクラスメイトに知られたくないと思う人も多いでしょう。では実際に、低用量ピルを服用する学生の実態を見てみましょう。

女子高生とピルの画像

内科受診と低用量ピルの使用中止

避妊を目的として低用量ピルを毎日使用しているという人のなかには、低用量ピルを処方する婦人科などはもちろんそうですが、内科などの他の診療科目を受診した結果として、使用を一時中止するように指導される場合があります。それでは、どのような場合が該当するかといえば、たとえば磁気共鳴画像装置で検査をした結果、脳の血管などが血液のかたまりでふさがっているのが確認できたような場合です。
低用量ピルというのは、服用するだけで避妊ができるという便利なものではありますが、そのいっぽうで、身体に大きな影響を与えかねない医薬品であるということは考えておく必要があるといえます。そのなかでも、低用量ピルの副作用としてよく知られているものとして、血栓症のリスクが高まるというものがあります。血栓症というのは、血液のかたまりが血管をふさぐ症状のことですので、まさにさきに述べた磁気共鳴画像装置の検査結果と同様の症状があらわれているということになります。こうした場合、低用量ピルをそのまま服用していると、さらにその傾向に拍車がかかってしまう可能性がありますので、重症化を防ぐために、低用量ピルの使用を一旦中止して、避妊であれば他の手段に交換したほうがよいということになります。
また、この血栓症に関してですが、特にタバコをかなりの本数にわたって吸っているような人の場合、そのリスクが高まるといわれています。タバコは血管を収縮させるため、よけいに血液のかたまりがつまりやすくなってしまうというわけなのです。そこで、タバコを一定の本数以上吸っている人については、はじめから産婦人科などでは低用量ピルを処方しないことにしている場合があります。